筋膜リリースじゃ足りない!筋束リリースもすべき!

筋膜の下にある筋腹と呼ばれる筋肉のかたまりがあります。

筋腹は、筋束と呼ばれる筋繊維がいくつも重なりあった集合体です。

筋腹と筋腹の間には区画があり、この区間がこすれあいすぎて、腫れてしまうとコンパートメント症候群になってしまいます。

筋束は筋周膜という膜で覆われており、となり合う筋束と筋束の間にも区画が存在します。その筋周膜に注目すべきなのです。

長い間動かさずにいると、筋周膜同士がくっつき合うのです。また、動かし過ぎると摩擦で炎症を起こし、それもまたくっつき合う原因となるのです。

では、そのくっつき合った筋束を傷つけずに離す方法はあるのでしょうか?

あります!

 

筋束と筋束を寄せ合えば、区画である筋周膜にストレッチが掛かり、バラバラに離れます。いわゆる、筋束リリースですね。引き離した方が緩むのでは?と思う方もいると思います。

風船をイメージしてください。

両側を押すと、押したところではなく、両側が広がりますよね?筋束の周りを筋周膜は覆っているのですから、風船と同じように引き延ばされます。

この時に、筋肉の中でも風船と同じようなことが起きていて、くっつき合った筋周膜が離され、筋束が個別で自由に動かせるようになるのです。

kcsテクニック 揉み方

この技術を使うことで、しこりのように固まった筋肉を上から無理矢理おすのではなく、筋肉を傷付けずに緩ますことが可能になります。

くっつき合った筋束は、開放され、自由に動く事が出来るようになり、血行が良くなり、動きやすさを実感することになるのです。実際の施術でも多用しています。

絞扼性神経障害には、ほんとに良く効きます。

梨状筋症候群や手根管症候群には、超オススメです。他にも、筋腱付着部症にも使えます。外側上顆炎や内側上顆炎はその場で変わります。

でも、骨膜まで腫れていると、時間はかかりますが・・・

起始部や停止部に付着する牽引力を強くしてしまう理由は、筋束がくっつき合って、一斉に動くためです。ですから、それらをバラバラにして、それぞれが個別で動くようにさせれば良いのです。

筋腹リリースによって、炎症を早く引かす事が可能になるのです。

 

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