過程が大事

痛みや辛さを取るのは、治療家としてもちろんです。

しかし、症状を取るまでの過程を気にしている治療家は少ないのです。

 

もちろん、私だって狙うときは、お客や患者へ多少の痛みを伴うことも少なくはないですが、何が一番記憶に残ってしまうかが、重要なのです。

 

つまり、過程が大事になってきます。

 

いくら症状が取れたとしても、施術中ずっと痛ければ、足は遠のきます。

いくら症状が取れたとしても、まったく効いた感がないと物足りなさを感じます。

いくら症状が取れたとしても、疲労の抜けや、軽さを感じなければ、本当に痛いときしか行きません。

 

そして、こっちサイドでは一番記憶に残っていることが、患者やお客には記憶に残っていないという事をご存知でしょうか?

それは、本当に痛いときの痛みをとってくれた時のことです。人は、自分に都合の良いことしか記憶に残りません。つまり、あんなにつらい症状を取ってあげたのに、患者やお客は感謝さえ忘れて、まるで何もなかったかのように忘れてしまうのです。

 

私にも、そんな経験がたくさんあります。

どこに言っても治らなかった症状を、何回かで良くしたのに、良くなった途端、来なくなるのです。そして、それは電話でのキャンセル。

お礼の言葉もなく、次回の予約をしたくせに、電話でキャンセルするのです。年齢には関係ありません。

いい歳しているからと言って、常識があるわけではないのです。私は、電話もなしにキャンセルした人間は二度と診ません。

必ず、連絡をいれるのが、普通のことだと思うのでそうしています。

あと、いつもギリギリでキャンセルしてくる人もいます。連絡したから良いというものでもありません。そういう人には、何の指導もしません。ですから、悪化は免れないのです。

『そのキャンセルが早ければ、代わりに違う患者さんが来れたかも知れない。』なんてことを考える人間ではないのです。

 

70年以上も生きてきて、そんな事を気づかない人間に何も言う必要はありません。私の経験からすると、そういう人間は、一生懸命指導しても何も実行しませんし、衰えている自分にさえ気付いてないことが多いです。

 

逆に、こんな患者やお客さんもいます。

何年も前にとった症状のことを、『あの時は本当に辛かったけど、帰りには歩けるようにしてくれた』と、事ある度に、昨日のことのように話してくれるのです。

しかも、待合室で待っている時に、新米の患者さんに『私なんてこんなにひどかったのに、高木先生はここまで良くしてくれたの!』と、言いふらしてくれるのです。

そんな患者さんやお客さんには、どうしても手厚い指導をしてしまいます。感謝を忘れない患者やお客を多く集めることは、施術者にとって、ストレスなく仕事ができることにも繋がります。

今は、そんな患者さんで8割は埋め尽くすようになりました。

2割は指導もしないのに、なぜか通うので通わせています。施術でやることはやっているからだと思いますが‥‥

ちょっと、脱線してしまいましたが、混んでしょうがなくなるまでは、そんな事言ってられません。まだ予約に隙間がある人は、そんな客でも許して、優しく教育して下さい。

 

話は戻り、過程の話しですが、辛かった時など忘れてしまいますが、気持ちよかったことは記憶に残ってくれるのです。

あんばいが大事ですね。

狙うときの痛みを、気持ちいい揉みで打ち消すのです。痛みを最初や最後に持ってこないで、間に入れたりするのです。

気持ちも良くて、痛みもとれる、これが、最高の結果ですから、そう思うように過程を作るのです。揉みが上手だとそれが簡単にできるのです。

しかし、揉みが下手だと、気持ちよくというのがないので、よくわからないけど、痛みはとれたとなるのです。

 

メリハリも必要です。

効いた感というのも、とても記憶に残ります。『あそこは、しっかりやってくれるよ』口コミをしてくれる時の、この言葉です。こんな風に、過程を大事にすることを、意識して施術すると良いと思います。

 

 

柔道整復師、整体師、鍼灸師、あんま師、マッサージ師、セラピスト、エステティシャン、カイロプラクター向け、マッサージ、揉み方、整体、整体技術、整体手技、整体テクニックのKCS(骨格治療整体)テクニックストア
整体セミナー( 整体セミナー情報 おすすめの整体セミナー 整体スクール東京 整体スクール短期 )
整体技術、整体手技、矯正技術の動画販売( 腰の整体技術 骨盤の整体技術 背中の整体技術 股関節の整体技術 膝の整体技術 足首の整体技術 頚の整体技術 肩の整体技術 )

関連記事