リストは尺屈位で耐える

リストの使い方も深く上手に揉む上で重要な一要素となります。

リストがしっかり固定されていなければ、力は逃され、表面だけの揉みになってしまいます。

治療家の施術で一番多い癖がリストで揉む人です。

リストで揉むとは、拇指IPで調節を行わず、リストの尺屈背屈位から橈屈掌屈位を繰り返して揉む人です。

これだと筋肉の表面を転がしいるだけで、筋肉の中に入って、深部を揉む事は出来ません。硬い筋肉を押している途中で、はねる感じになってしまい、力を伝えきれず、弱めてしまう原因となります。

逆に言うと、押している指が筋腹でずれてしまわないように、早めにリストで逃がして、親指を転がして、誤魔化しているのです。

こういう風に揉んでいる人は、私からすると、完全に揉みからの逃げでしかありません。

kcsテクニック 揉み方

このように揉む人の特徴としては、

揺らしの勢いで力の調節をしている人

体重で力の調節をしている人

肘の伸展を使わない人

把握を使わない人

IPが完全伸展のままの人

に多く見受けられます。一度入る角度を決めたら、リストは固定です。

そうしなければ、深い筋肉に伝わっていきません。

揉み方には支点がいくつかあります。

①親指IP関節

②親指MP間節

③親指CM関節

④リスト

⑤肩甲骨

筋肉に入れる角度を決めたら、この支点は無駄に動きません。

筋肉に深く入り込んでから、更に使うのです。

力の調節は、体重と肘の伸展で行うのです。当たりの調節は、IP、CM関節、リストの尺屈位で微調整で行います。体との接地面を体の形状や筋腹の形に合わせて、違和感を与えないようにするのです。

そうすると、あたりが柔らかいのに深く心地よく入る揉みが可能になります。

そのためには、リストを尺屈位で固定、それに耐えられるリストを作りあげる事が

必要不可欠です。

今現在も、手首をコロコロ動かして揉んでいるならば、未だに、深く揉むという感覚を知らずにいるかもしれません。

 

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