実は、私にもほぐせない物が存在します。
一つ目は脱水です。
特に冬場は、脱水症状の老人が多いように感じます。
・喉の乾きに鈍感なため
・トイレに行く回数を減らすため
・高血圧など生活習慣病があり、塩分を減らしているため
・お茶や、コーヒーなど、利尿作用の強い飲み物しか飲まないため
こんな原因で、知らず知らずのうちに脱水症状になっているのです。
脱水症状の筋肉は触るとすぐに分かります。
その筋肉を例えると、「シナチク」です。
まるでシナチクのように、一見ほぐれそうで、ほぐれない。力を吸収されてしまうような、そんな感じです。
もちろん、体温も上がりづらく、血行が良くなる感じもしません。
いくら揉んでも筋肉が膨らんで来ませんし、時間の無駄な感じがします。
経験により、筋肉の感じで分かるようになりますが、経験が浅いと、固いだけなのかと間違ってとらえがちです。
もう一つは、睡眠薬です。
軽い睡眠導入剤くらいでは、筋肉は変わりませんが、もう少し強めで長く効くタイプの睡眠導入剤を長期に渡って飲み続けている人は、要注意です。
その筋肉を例えるなら、「ゴム」です。全く、ほぐしている気がしません。
私も、ひどい人には今まで2人しか出会ったことがありませんが、眠剤を飲んでも1日2、3時間しか眠れない人でした。
最近は、薬が良くなったのかあまり見かけません。
しかし、うつ病の人なども、筋肉の質が悪くなっています。
普通に筋肉の固い人達に比べて、力を吸い取られるような筋肉に、
特に、「シナチク」や「ゴム」に出会った時には、脱水や睡眠薬を疑って下さい。
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