骨を動かせるという事

人の体は、筋肉と骨で支えられています。

正確にいうと、筋肉のみですが、骨格が悪い形で固まると、その筋肉も使えないので、やっぱり筋肉と骨です。

 

筋肉だけでのアプローチでも限界がありますし、

骨格だけでもアプローチでも限界があります。

 

ただ言えることは、骨も動かせた方が、格段に治療の幅が広がるということです。

 

基本的に私の場合は、筋肉をほぐしてダメなら、骨も動かすといったスタンスです。ですから、筋肉をほぐしきっても、可動や症状が取れない時に、

次の一手を常に控え持つということになるのです。

 

段階的に行う事もできます。

この筋肉の状態なら、今、矯正して骨を動かしたところで、すぐに戻ってしまう。ほぐしただけで、ほぼ症状は取れているから、骨格は、次回以降にしておこう。

こんな感じで、計画も作りやすくなります。

 

ある程度、筋肉をほぐす事で骨格も動いてくれますが、狙った矯正と、矯正の為の揉みで動いた骨を、お客や患者に触らせると、ひときわ感動してくれます。

あとは、やっぱり姿勢を作りやすくなる事です。

 

正しい姿勢を作れるところまで、改善させれば、とりあえず、

こちら側としては、やるところまでやったと言えます。

 

そこからは、悪く戻らないようにする指導が必要なので、指導のスキルも磨く必要があります。

その辺のメディアや健康雑誌で言われていることではなく、

「へぇ~初めて教えてもらった!」 的な物が必要です。

 

その指導法の1つが【本当の正しい姿勢の作り方】なのです。

 

私の場合、ほとんど施術で骨を動かしながらやっています。

 

もし、そんなことを意識しないで揉めるのなら、楽だな~と思いますが、どうしても悪い関節を感じると放ってはおけません。

それぐらい、日常的に骨格を元に戻しているわけです。

 

だから、よく言うことがあります。

「ただ、寝ているだけで、どんどん動きが良くなるんですから、いいですね~」と。

すると、患者やお客さんも少し申し訳なさそうにしています。

特に、施術が大変な患者やお客に言ってしまうのですが‥‥まぁ、それも小さく恩を着せることになるので、良いことなのかも知れません。

 

皆さんが、骨を診れて当たり前の、骨を動かせて当たり前の施術を、私は目指しています。

 

 

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