親指のひらが揉む距離

親指のIP関節の重要性と、重ね拇指の揉み方は、以前のブログで紹介しました。

治療家にとって、親指のIP関節こそ揉みの生命線

もう一つ重要なことがあります。揉む距離です。

あえてここまで、マッサージや指圧という言葉を使わず、

【 揉む 】 

という言葉にこだわって、述べてきた理由はこのブログでわかります。

指の先で刺して揉むと、そこ1点だけです。

拇指IPを伸び切って使っても、当たったところその1点です。

拇指IPの掌側の関節部分で揉んでもそこ1点です。

それらだと筋肉の中に入った状態で、親指を更に動かすことができないのです。そこから揉む距離を出すために、手首をこねる人が多いのです。それは、筋肉をほぐすという事において致命傷なのです。

親指のひらの長さが揉む距離なのです。

kcsテクニック 揉み方

やり方はこうです。

拇指IPの掌側関節面は使いません。指を刺すと痛い。だから刺さない程度の拇指IPの角度で筋肉に入ります。そこから、筋肉への侵入の力を緩めず、到達させます。

到達したら、更に力を加えながら、IP関節をゆっくり伸展してゆきます。伸展させながら、完全伸展になる寸前で親指を筋肉から抜いてくるのです。

これが親指のひらが揉む距離という意味です。

ひと揉みで、3回押したのと同じ効果が出ます。つまり3倍の量をほぐした事になるのです。30分なら90分。 60分なら180分。

骨格治療整体を受けたお客様が、口々にするのは、今までにない、なんて言っていいのか、とにかくすごい、など例えが中々見つからないのです。

手前ばかり揉んでいても、ほぐれません。筋肉の中で中をどれだけ揉むかが重要なのです。

私の場合は、拇指IPを軽度屈曲で耐えられるように、親指が出来上がってるので、筋肉に侵入するときに、親指の力を抜き、IPだけを角度固定します。

たとえどんなに侵入角度が刺すような角度でも、拇指CMがクッション役となり、あたりを柔らかくしてくれます。

拇指球筋にはしっかり力が入っているのに、指がリラックスした状態で筋肉に侵入できるのです。

拇指IPがどんな角度でも耐えられるようになり、リストが全くぶれず、固定されれば、究極に指をリラックスした状態でも、深く侵入できるようになるのです。

この使い方や感覚が、体のゆがみや背骨を自由に動かす上で必要になります。

 

柔道整復師、整体師、鍼灸師、あんま師、マッサージ師、セラピスト、エステティシャン、カイロプラクター向け、マッサージ、揉み方、整体、整体技術、整体手技、整体テクニックのKCS(骨格治療整体)テクニックストア
整体セミナー( 整体セミナー情報 おすすめの整体セミナー 整体スクール東京 整体スクール短期 )
整体技術、整体手技、矯正技術の動画販売( 腰の整体技術 骨盤の整体技術 背中の整体技術 股関節の整体技術 膝の整体技術 足首の整体技術 頚の整体技術 肩の整体技術 )

関連記事