揉みの当たり【柔らかく深く】

ポイントは痛ギモ痛覚は、表皮の下にあります。

自由神経終末という受容器です。

表皮から筋肉に辿り着くにまでには

表皮➡真皮➡皮下組織➡筋膜➡筋肉 という順番です。

 

真皮、皮下組織、筋膜にも自由神経終末は存在しているので、筋肉に届くまで、親指がどれだけ違和感を与えずに接地させるか、患者やお客様が感じる皮膚感覚を、どれだけ察知できるかにかかってくるのです。

 

決して一方通行で揉んではいけないのです。

 

触覚と圧覚だけ感じさせ、痛覚は感じさせないようにしなければなりません。しかも、部位により自由神経終末の数も違います。少しでも親指に違和感(親指で感じる相手の痛覚の境界線)を感じるようなら、当たり (接地面) が間違っているか、体重をいきなり掛けているか、指を刺しているか、肘や手首との連動ができていないか、どれかが間違っているのです。

 

間違っている時には、必ず相手の体から反応が来ます。

痛みを感じて、筋肉がなお硬く緊張するからです。

 

少しでも硬く変化するのを感じたならば、直ぐさま角度を変えて、当たりを修正するべきです。当たりが柔らかければ柔らかいほど、奥深くの筋肉まで揉むことができます。

浅層の筋肉に痛覚を与えず、深層まで辿り着くことができるようになるからです。

その結果、本当の意味で血行がよくなり、体は動きやすくなり、体温も上昇し、スッキリ感が生まれるのです。そして何よりも、身体の良い状態が長く維持できるようになります。

これらが当たりの大切さです。

 

お客様の感想から、どんな治療家が施術したのかを推測してみると

・気持ちは良いけどすっきりしない

➡ 当たりが強いため痛いと言われるので、深く揉む事が出来ない治療家。

・うまかったけど何か足りない

➡ 指圧的で、当たりは良いけど、体重を乗っけているだけで揉みがない治療家。

・なんかポイントがずれている

➡ マッサージを受けた経験が少ないため、ずれていても気付かない治療家。

・場所によっては痛い、揉み返しが来る

 全部位を同じようにやってしまっている経験不足の治療家。

・自分に合う人が中々見つからない

➡ 当たり、深さ、場所、3つが揃っていない治療家。

 

など、様々な原因があります。気持ちいいけど、痛くない。効いているけど、痛い程ではない。こんなに深く揉まれているけど、不快ではない。

 

揉みの当たりが良ければ、治療の可能性は大きく広がります。

 

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