80%は、揉みの技術で決まる

最近、私たちの業界では、

「疲れず、体力を使わず、短時間で根本的に改善」

というフレーズの技術セミナーが世間を賑わせていますが、それはそれでいいと思います。でもそれって、誰でも簡単に出来るようになるってことは、重症の人も治せるのかなぁと思います。

私は、他の技術には興味ないですし、すべてオリジナルなので、師匠もいません。この人をどうにかしたいと、四六時中考える中で、舞い降りた技術です。

 

元々、骨格から考える癖が付いていたので、どうしてここの筋肉が固まるのだろう?もしかして、この背骨の傾きのせいで、こっちの筋肉にくるのではないか?みたいに骨格から考える癖があります。

 

自分の納得の行く技術を発揮するために、とにかく親指を鍛えました。手首を鍛えました。三頭筋を鍛えました。腱板を鍛えました。

筋トレで鍛えるのではなく、揉みながら鍛えました。

揉むときに力が入りづらいと思った角度は、あえてその角度で、力が入りづらい角度で何度も揉み続けるようにして鍛えました。

 

片手の親指に全体重も乗せられない治療家は、全く信用できないと思っています。

なぜか?

 

それは、「筋肉をほぐした」という感覚が違うからです。

親指も鍛えられていない人が「今日は大分ほぐれました」と言うのと、

親指を鍛えに鍛えられた人が「今日は大分ほぐれました」と言うのとでは、

天と地ほど、ほぐれ度が変わります。

 

それは、ケンカで負けた事ないという人が、プロボクサーには、全く歯が立たないのと、似ています。その道で本気で鍛えられている人こそ、本物であり、レベルが違うのです。

揉み力を鍛えられていない人が、これでほぐれたと思っていることが、鍛えられている人にとっては、微々たるほぐれ度に感じるのです。

 

これで良くなってる = はぁ?本気で言ってるの?となるわけです。

 

こんな硬い筋肉のままなのに、良くなってるわけないじゃん!本気で言ってるの!?となるわけです。2度言ってしまいました( ≧Д≦)

その証拠に、今まで経験5年、経験10年という人を何度も面接してきました。ひとりとして、私の満足いくほぐしをしてくれる人はいませんでした。

 

あ~これは鍛えるのに時間かかるな~

でも、鍛えればなんとかなるかな~

 

揉み方を基本から教えます。最初だけです。練習するのは。2.3ヶ月。後はまた、自分のスタイルに戻ってしまいます。

 

そして、いつも思っていました。

 

どうして、もっとほぐせるようになろうとしないんだろう?

 

そして気付きました。私とは、決定的に、違うこと。

 

皆んな疲れたくないんです。

自分を犠牲にしてまで、人を治そうという気持ちがない事に気付いたのです。この骨格治療整体は、まだ他に出来る人はいません。それがその理由かもしれません。でも、すべてを教え伝える時期だとも思っています。

 

お客様によく言われることがあります。

「先生のこの治療は、なんていうの?」

「指圧でも、按摩でも、マッサージでもないし、カイロや整体でもない。」

「わかんないけど、すごい初めてです」と。

すべてオリジナルの揉みなので、体験した事がないのは当たり前なのですが、私の施術の特徴は、揉みながら全身を矯正することです。

 

揉みで80%良くなると言えるのは、そういう事なんです。

 

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