腰・骨盤

骨盤矯正

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揉んでも筋肉が素直に緩んでくれないそんな時は、骨盤から戻しちゃいましょう。基本は、骨盤前傾です。

左が後下方 (PI)、右が前上方(AS)とよく言いますが、ちゃんと診てください。ほとんどの場合、両方の後上腸骨棘は、ASであって、より右側の方がASなのです。

つまり、別に左がPIなのではなく、右と比べるからPIに見えるのです。

間違って、左はPIだと思って、ASに矯正すれば、余計に骨盤を前傾させることに繋がるのです。

まず、基本となる8割の典型の話をしましょう。

右利きである人は、右の手を良く使います。右に重心が乗ったまま右手は使いづらく、左が軸になります。立っていても座っていても同じです。

左6右4、もしくは左7右3こんな重心バランスの人が8割です。

もう一つ言いたいのは、骨盤後傾の勘違いです。

必ず骨盤と仙骨の関係を診てください。一見、後傾に見えますが、それ以上に仙骨が盛り上がり、腰椎も丸くないですか?実は、前傾の人が多いのです。

仙腸関節をきちんとみると、仙骨に対しては、ASであることだらけです。そうそう骨盤が締まって閉じ過ぎの人はいないと思われます。

男性で、相当背筋が強く股関節の内旋が固い人くらいでしょうか。

それから、仙腸関節は動くのか動かないのか論争が続けられていますが、私的には「動く」と確信しています。

だって、実際に矯正すると、左右の上後腸骨棘の幅が確実に狭まるからです。ひどい開きのひとなら、2センチ程狭まることになります。

そして、前傾も正しい位置に戻るので、上前腸骨棘の出っ張りもへこみます。これだけの外観の変化がありながら、動いていないというのは信じがたいのです。

順番としては、うつ伏せで前傾した骨盤を起こし、仰向けで開いた骨盤を閉じる。

上前腸骨棘の下に足を入れ込みます。

ポイントは、少し遠位側から斜めに滑り込ますと、ふくらはぎに刺さってこないですし、相手も痛くなくロックできます。

相手が痛そうなら、タオルを噛ませても良いでしょう

押す場所です。坐骨ですね。両手で押しても構いません。

特に縦回旋させて戻すという意識は必要なく、真下でOKです。

ポイントは、手で押すのと同時に、入れた足を少し立たせながら行うとよく動きます。足を上手に使うことが秘訣ですね。

 

閉じてます。仙骨を後ろ下方に押しつつ、腸骨を寄せています。

仙骨の傾きです。そんなに必要ありませんが、傾きをとると腸骨が寄りやすくなることもあります。

仰向けで閉じです。足を坐骨にガバっと入れています。手で腸骨を下後方に押しつつ、内方に寄せています。

ポイントは、上前腸骨棘の周辺は、痛みに敏感なので、手を柔らかくして、肘の進展と体重を使って押して下さい。

これでおしまいです。慣れれば、足の使いも上手になってきて、ものすごく骨盤も動きます。

ゼニスのトムソンテーブルを使うより、よっぽど動きます。

ロイドのトムソンテーブルは、性能がいいので、徒手矯正より上かな。そんなところです。10分も掛かりません。

別メニューにして、3300円とかなら、全然いけますし、最初に、上前腸骨棘の出っ張りと、坐骨の開いた位置やお尻の大きさをお客に触らせて、確認させた上で矯正を行い、その後触らせれば、驚いてくれますよ!

どんどん骨盤を締めまくってください。