筋膜リリースは、揉むたびに行われる

筋膜リリースを売りにしている治療家や治療院はたくさんあります。

筋肉の束の表面には、全身に筋膜が張り巡らされていて、その筋膜さえ緩めれば、全身緩むという考え方です。

でも、深い部分の筋肉はどうするの?と、私は思います。

そんな疑問さえ浮かばない人は、筋膜リリースにどっぷり浸かり過ぎかもしれません。

皮膚の下には、筋膜あり、その下に筋束があります。筋膜が、筋束とくっつき合うので動きずらさが出るのです。触った瞬間、表面でも抵抗を感じる人は、筋膜から緊張しています。筋膜から緩ませると、深層筋を揉みやすくなります。

でも、皮下組織が厚い人には効きずらい面もあります。

以前のブログで紹介した、親指のIP関節を上手に使うと、筋膜は、指を入れる度に、ひと揉みごとに緩みます。

指を入れる度に、ひと揉みごとの揉みの質があきらかに違うのです。

これがIP関節を使えることの第2の重要性です。

IP関節を使えば、ひと揉みごとに筋膜は離れるので、わざわざ筋膜を弾くように揉んだり、揺らしたりする必要はないのです。

皮膚のたるみを利用して、親指の先から斜め下に入っていきます。

IP関節は決して伸びきらず、20度~45度位の角度を微調整して、(身体の斜面によって微調整させる)斜め下に入り、筋束をとらえて追いやります。

追いやった筋束をそのままキープし、IP関節を伸ばしていきます。伸ばすときに、追いやった筋束と逆側の筋束が離れていきます。これによって、筋膜と筋束のくっつきが離れるのです。

治療家の方は、せめてひと揉みごとの筋膜リリースを必ず身につけてほしいものです。

これは、究極の揉みの基礎でありながら、全身に使える技術です。

指を深く入れようとして、少しでも抵抗を感じたならば、先に筋膜を取ると抵抗がなくなります。個人的には、弾く揉み方や、揺らす揉み方は大嫌いです。何も気持ちよくないですし、2度と行きませんね(*_*)

確かに筋膜か緩むと動きやすくなりますが、背骨や、股関節が動きやすくなったとは感じません。

全身タイツのように、繋がっているとも言いますが、芯は取れたと感じません。また、筋膜は緩んでいるのに、深部に硬さを感じる人もいます。

私の理論では、筋膜の下にある、筋束と筋束同士もまたくっついています。特に、同じ体勢で長時間仕事する人や、一日中あまり動かない人や、過度の負担をかけた運動をする人は、特にです。

筋束同士のくっつき合いをどうにかしなければ、深い部分のほぐれは期待出来ないのです。

でも大丈夫です。

筋膜リリースのならぬ、筋束リリースの方法があります。

 

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